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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2010年05月20日

丁岳~雁唐山(敗退)

懸案事項(山岳会的)であった雁唐山を残雪を利用して藪を突破し攻略しようという試みです。未踏峰です。背なの萱森の西に位置する藪山です。


扇状の連続する沢の地形のせいかGPSの効きが悪く、一般的な登山道を使わないせいもあってルートファインディングにてこずりました。しかも残雪と杉の葉で林道も隠されてしまっていてなかなか見極めが難しい・・・何度か沢や尾根をトラバースして軌道修正して行きました。

「夢の園」(会長命名)にて。残雪期のこの時期にしか訪れることは出来ないであろう場所ですね。




急斜面のトラバース。これも神経を使います。滑落注意。。


苦しい急登の合間に見える、丁岳の壮絶な岸壁。




今日の目標雁唐山です。良く見ると張り出した雪庇やデブリ痕がみえます・・・


この日は山形県で太陽の光学現象が観測された日でした。環太平洋アークが見えましたよ(右上)


丁岳へのルートを外れて雁唐山へ藪こぎ・・・しかし予想を超える残雪の少なさと、雁唐山への尾根が長く、今回は敗退という判断になりました。地図と実際の地形のすりあわせの難しさを実感しました。藪漕ぎのきつさに鈴熊も精神的にやられ気味でしたface07 このルートは残雪と藪の量のタイミングなのかもしれません。


また藪を掻き分けて、丁岳へのルート上にて昼食。鈴熊自身、藪漕ぎで精神的にキテるのが分かっていたのでこの休憩は有難かったです。もう少し体重も絞らないとだめだなあ。
この雪渓なんか滑走に良さそうです。ここまでスキーを担ぎ上げる気力はないですがface04


その後加藤さんと二人でデジカメだけもって撮影のため萱森のピークを踏みました。
いやいや、これがまた10分程度の急登なんですがかなりきつかったのです。ピーク手前は40度以上はあるかな?景色は素晴らしかったので良かったのです。




萱森側から見た庄屋森・観音森。壮絶な稜線ですねえ。難斜面でかつ藪つき、残雪期に攻めるにしてもこの角度は厳しそうだなあ。。。クランポンとピッケルは必携ですね。


帰りは滑落に注意しながら、山菜を採取しつつ下山しました。
久々の本格的な山でした。敗退ではあったものの堪能させてもらいましたよ。久しぶりに体力的精神的に追い込まれた状況を味わいました。その中で「自分の状況はちょっとマズイ」と自覚してメンバーに伝えられる冷静さを失わなかったのはちょっとした収穫かなと。これが縦走何日目かではまた精神状態も変わってくるのでしょうが。そういう意味ではぬるい程度なんですけどね。。

雁唐山は次回への課題として楽しみにしておきます。丁山系も、沢登・クライミングなどでまた訪れたくなる良い山々ですね。  
タグ :丁岳雁唐山


Posted by 鈴熊 at 22:02Comments(1)

2010年05月19日

鳥海山(第二駐車場~善神沼)

5月15日、祓川方面・・・とだけ聞いていたのですが参加しました。今日は経験の少ない女性もいるので第二駐車場から滑降メインで駒の王子方面に抜けるコース。
でもガスっていていて怪しい天候です。矢島から上に行く人もいるまい・・・と思ってると何台か車が。まあこんな天候でも行く人はいるもんです。遭難しないと良いけど。


善神沼にて。夏場は小さい沼なんでしょうね。でも名前がいいですね。善神沼。


特に難しいところもなく、牧歌的山スキーでした。山菜を採取したり温泉に使ったりして帰宅。

  
タグ :鳥海山


Posted by 鈴熊 at 11:37Comments(0)