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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2012年03月25日

戸平山探索。

今日は結婚記念日だったりなんかするのですが、まあそれはそれで後日やんばいセッティングしているので・・・午前中だけと山スキーに出かけました。

今日の目標は南沢集落から戸平山へのルート。夏道もやったことないのですが、割とわかりやすそうな感じなのでとりあえず行ってみることにしました。

集落で同級生のうなーさん(地元民)から情報収集。氏のおとっつぁんからアプローチの場所を聞いてから出発。


350あたりまでは林道を適当にトレースしていけるので非常に簡単。

そこから先は道が切れるので(あるのかもしれないが雪で判別不能&沢に入り込んでしまうので回避することにしました)、戸平山ピーク西側の尾根筋を捉まえて一気に詰めます。何度か急斜面もありましたが山スキーの限界ほどではないので、それなりにピークに到達。7:40発で10:30着。まあまあのペースです。




下りは548北東に一箇所だけコルがあり、30度の急斜面があったのでツボ足でクリア。そこから郡境の尾根伝いに南下します。ガスが濃くて視界がほとんどない状況。GPSと地図で随時確認しますが、誘い尾根っぽいのが結構あり、何度か間違った方向へ誘われそうになりました。危ない危ない。






尚且つ低山なので展望もない。こういう状況では地図読みと山勘が物を言うわけです。

そしてそのまま集落まで戻ることが出来る訳なんですが、まーそれではつまらないので西に進路を取って337南に走っている破線の林道を捉まえて戻ろうかと。これが間違いの元でした・・・

まず林道に至る尾根と思われる斜面に入りましたが、正解はそのひとつ北の尾根でした。
間違った尾根と途中で気付いたのですが、戻ることも出来ず、しかし地図上では西に進路を取っていけば何とか林道と合流できそうだったのでそのまま下降。

そして最悪の事態、自分の尾根が途切れている。仕方なく沢に降りて底雪崩のデブリを見ながらとにかく西へ。案の定狭隘になり危険すぎて突破できない箇所や、最悪のトラップ堰提、雪解け水が流れていて危険な沢地帯などのオンパレード・・・
とにかく西に下降しながら、そういうシチュエーション毎にツボ足で北の枝尾根に乗り上げて軌道修正することも何度か。





そんなことを繰り返しながらもなんとか登りの林道に合流することができました。低山の難しさ、恐ろしさをまた実感しました。。。

下りは10:30~13:30と3時間もかかりました・・・普通に林道で帰ってたら1時間かからないんでしょうけど・・・でも難しいとこ狙っちゃうんですよねえ。つい。

  


Posted by 鈴熊 at 18:42Comments(2)

2012年03月15日

花笠高原~御堂森~1056

3.11に最上山岳会加藤さんと実施しました。
予定では不安定な気圧配置ということで一旦中止となったのですが、当日行くだけいって見ようということになり。
8:30の花笠高原スキー場リフト営業開始に乗り込みました。
丁度マスターズの日だったようで、熟年レーサーが沢山いましたねえ。皆さんギンギンのレーシング板。そこになぜかザックと山スキーの珍妙な姿の我々。

ともあれ1回券でリフトに乗り、まずは林道を捕まえて御堂森まで登ります。ここは尾根さえつかめば難しいところは無い。

向こうに見える1056。この角度から見ると凄い北面が迫ってくる。




ぼちぼち登ります。この辺はまだ序盤戦。


10:30御堂森着。展望は無い。のっぺりした藪山ですから。。1056への挑戦前にしばし休憩です。


御堂森尾根を登っている間から、天候の変化が気になってはいたのですが、徐々に周囲がガスって来ました。しかしなぜか御堂森周辺はガスが来ない。気流の関係でしょう。






1056北東稜を攻めるのは二回目ですが、昨年と比べ早いうちに挑戦したせいか藪が少なく、前半は非常に楽チンでした。やはりこの山は3月上旬~中旬が限界ですね。それ以降では雪解けが進んでブッシュが出てしまいます。
後半の山スキーの限界的な急斜面はやっぱりキツかった・・・加藤さんはさすがの登坂能力でがんがん登りますが、熊はあきらめて途中ツボ足に切り替えたり。技術の差はこういうところで出ますね~。疲労している時は特に、体力・技術力・精神力のポテンシャルが要求されてきます。

それでもなんとか12:30に1056に到達。ちょっとしたオープンスペースは変わらず。
この時期にしか来れない、誰にも気に止められない場所。でも熊にとっては初めて自分でルート開拓したちょっと大事な場所なんです。加藤さんもロケーションの良さを気に入ってくれたようです。甑岳東面も良い感じに見えますしね。吹越山・大高根山等尾花沢市でおなじみの山々が一望できるわけです。
しかし独立峰のような状況のせいか異常に寒い。手袋を滑降用のCloudbailに変えても末端が冷たい。。久しぶりのロングで疲労が蓄積したかな。


元々可能であればこのまま長谷山まで足を伸ばすつもりでしたが、時間がかかりすぎて無理と判断。長谷山を狙うのであれば1056のピークを踏まないで、途中で東にトラバースしてショートカットするべきでしょう。若しくは甑岳側から挑戦するのも良いですね。

帰りのルートは「御所の水」の林道を目指して枝尾根を捕まえるべく下降。
しかしこれがなんと素敵なBCエリアでした。ブナの疎林帯でこの時期でもまあまあの雪質。滑降には好適です!これでもうちょい雪軽ければ最高ですね~。しかしアプローチが半端無く長いから、やはり来る人はいまい・・・
しかしここでトラブルが・・・加藤さんのビンディングが破損、滑降中、滑降モードから歩行モードに勝手気に切り替わってしまうと。。。危ないのであまりアグレッシブには滑れない様子。怪我しないか心配です。。









帰り用の枝尾根を探索しながら下降。25000では案外簡単に見えたのですが、これが誘い尾根が多く幻惑されまくりました。。。間違いない!と進むといきなり崖だったり・・・登り返すまでは行かなかったのですが、何度かだまされました。25000には現れない凹凸が多くて難しいです。地形を覚えていれば最高に楽しい滑降ルートになりそうですが。



先日偵察した710から1056に通じる枝尾根。これもかなりのハードルートである事は間違いない。まともに細野スキー場から挑戦したら登り4~5時間コースかな。。


何とか正しい枝尾根を捕まえてあとはちいさいアップダウンを乗り越えつつ、やんばいなところで林道まで一気に下降して御所の水。てか埋まっていて水飲めません。観音様はちょっとでていました。南無。


たんぼをショートカットして、花笠高原スキー場に到着。15:30でした。
登りの苦労は想定範囲内だったのですが、帰りの枝尾根での苦闘は予想していませんでした。樹林帯で見えなかったり、幻惑されやすいので低山は難しいんですよね。んでも低山は「あの尾根の向こうの世界が見たい」という欲求をストレートにぶつけられる対象として非常に良いんです。自分なりのルート達成した時の充実感があるんですよね。あまり記録もないような山域ですし。メジャーな山と違った味わいがありますね。

長谷山への挑戦はまた来年かな。でも良いルートでした。非常に苦し楽しかったです。同行して頂いた加藤さんに感謝です。  


Posted by 鈴熊 at 01:51Comments(2)

2012年03月08日

細野地区探索その2

今度は林道終点から710辺りまで乗り上げることが出来ないかと、確認の予定です。
林道なので、普通に平地です。鹿や熊ちゃんの足跡に混じってスノーモービルの痕跡もありました。




最後の橋・・・ていうか橋脚しか残ってないよ・・・・渡れんw でもここまで来てなー、と無理やり浅いところを渡渉しました。


25000で見ても結構きつそうな角度でしたが、やはり登ってみるとかなりきつかったですww
ハードクラスト気味の雪質で場所によってはモナカ。で30度以上の傾斜角なので・・・かなり苦労しました。




途中ポンッポンッとどこかで破断面が形成されている恐ろしい音が聞こえましたが、このエリアではないので大丈夫。気温も上昇してきたので崖の部分ではどんどん底雪崩が起きつつあります。





こちらが目標の1065。昨年は北面から挑みました。こちらの南西面からのアプローチは、果てしない道のりなのでちょっと使えないですね・・・


1時間30分ほどかけてなんとか710に乗り上げ成功。
いやー久しぶりのハードなソロになってしまった。

帰りは下りなので滑降。でもモナカとクラストでほぼボーゲンと横滑り。でも突然雪質が変わってエッジが引っかかり何度も転倒しました。。この斜面ではしょうがないです。。

最後の細野スキー場(勝手に命名。) 少しだけ快適に滑りました。細野の集落と翁山・吹越山・荷鞍山が望めます。




軽い偵察のつもりが、結局6:10~10:00までの長距離偵察になっちゃった。楽しかったから良いけどね。
  


Posted by 鈴熊 at 16:48Comments(2)

2012年03月07日

細野地区探索(1056への偵察)

午前中の2時間の時間制限の中、現在狙っているルートの取り付き等を確認に来ました。
予想通り民家が途切れたちょっと先で除雪終了。

山の神の鳥居の辺りから登り始めます。
ちょっと登ると左手にオープンスペースが・・・25000には載っていないが、林道っぽい。そちらに乗り上げて楽ちんに登れました。あとでGoogleMAPで見たら確かに道があるんですね。傾斜地の畑だろうか。
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ll=38.524096,140.4772&spn=0.021991,0.043559&t=h&z=15&lci=com.panoramio.all,weather&brcurrent=3,0x5f89600bee9017b3:0x656aeb2e93385499,1







あとで土地の人に聞いたら、ダムがあるからそれらの道ではないか、との事。ふむ。
1時間ほどでタイムアップ。で戻りに件の道を伝って帰ってみました。ダムというか堰堤みたいなものを発見。道がいきなり切れてダムの下には当然ながら川。これはまずい。降りすぎてしまった。
仕方なく崖気味の斜面をトラバースしますが、この時期になると底雪崩が怖い・・・しかも疎林帯なので急いで抜けました・・・









こういうこまごました所の歩きは慣れたもの・・・



1時間半で偵察終了。次回は林道をぎりぎりまで詰めて、一気に700あたりまで乗り上げるルートを探索予定。

  


Posted by 鈴熊 at 20:48Comments(0)