2014年05月31日

2014.5.30曲沢遡行。

午前中だけ時間が有ったので、4時半起床で昨年やりのこした曲沢遡行→柴倉の滝見学に行くことにしました。
休場集落を抜けて亀割登山道→採石場に到着。昨年と違い車止めがコンクリの頑丈なものとなっていました。(昨年はすぐに動かせるものだった)
出発点の堰提までは採石場から徒歩で1時間近くも有るので、今日は我が家のママチャリを無理やり車に搭載してきておりました。早速ママチャリに跨り所々崩落したり倒木が道をふさいで荒れまくりの林道を進みます。それでも結構時間食って40分近くかかりました。行きは登りだったしね。
ママチャリを置いて堰提上で準備をしていると、渓流釣りのおじさんが岩魚を求めて登ってきました。今年はやはり残雪が多いせいか、沢水の温度が低くまだ魚が少ないようです。山女ばっかりだ、とのことでした。
お弁当を食べるおじさんと話しながら沢装備の準備していると、なんと沢用のソックスを忘れてきた・・・・!!しかも雪渓もあり沢水は超冷たい・・・!!!
しばらくどうしようか考えましたが、雪も多いことだしあまり無理しないで、偵察程度で行ってみようということにしました。普通の登山ソックス+沢シューズという無謀装備w
しかし今回は沢シューズをヘロヘロのベルクロだけでなく無理やりシューレースタイプに改造したので、そのフィールドテストも兼ねています。尚且つ沢シューズに林道歩きオプションとして、冬用の着脱式滑り止めスパイクみたいなのを取り付けております。この有効性も試してみたい。
という訳で微妙に呆れ気味のおじさんに挨拶して出発。今回は無理せず沢の遡行というより林道跡の歩きにしました。

2014.5.30曲沢遡行。

2014.5.30曲沢遡行。
けっこう雪渓残ってます。
そして途中思いがけずわさびさんの自生を確認。水が綺麗だからあれこれ採取できました。

時折八森山ピークが見える。
2014.5.30曲沢遡行。

林道終点まで到達すると薮の隙間から滝が見える・・・!どうやらこれが柴倉、のようです。案外滝つぼも立派です。
地元のベテラン岳人によると、この滝は夏になると水枯れしてなくなるそうです。つまり今しか見れない幻の滝、ということですね。ちょっと感動。
なんとか間近で見たいので、持参の8mmザイルをダブルで垂らして、念のためスリングを太い木にガースヒッチでプロテクションとしてちょっと下降。崖から滝を見ることが出来ました。しかも滝つぼ下はでかいスノーブリッジ。吸い込まれたらまあ・・・さようならですな。
2014.5.30曲沢遡行。

2014.5.30曲沢遡行。

その手の崖とかにかぎってウルイとかシオデとか自生しており・・・3本だけウルイもらいました。足場も無いので危なくて欲出すとあんまり良くない・・・(ダジャレ)そしてなぜかこんなところでシラネアオイに会うことが出来ました。ここだけちょこっと咲いていました。
2014.5.30曲沢遡行。

目的も果たしたので満足しつつ、帰りはわさびさんやうどなんか採取しながら下降。
沢シューズも予想通りの性能を発揮してくれて、非常に良い改造の出来でした。冬用のスパイクも快調で、フェルトのソールでも林道や泥っぽいところもガンガン歩けました。

2014.5.30曲沢遡行。

そして堰提下のママチャリを回収、沢のフル装備+どっさり山菜の珍妙なママチャリ青年として車までの帰路に着いたのでした。。

Posted by 鈴熊 at 19:29│Comments(0)
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